マンション、戸建てとバランス良く
Q 御社の事業について教えてください。
当社は中古マンションブランド「アライズ」を中心とした中古マンションの買取再販、新築建売住宅の販売、中古戸建ての買取再販事業の3つを柱に事業を展開しています。 当社で扱っている中古マンションの約95%がアライズで、売上の割合で見るとマンションが50%、建売住宅が25%、中古戸建が25%といったバランスで構成されています。
仕入れ営業に特化し、増収増益を続ける
Q ワンリノに加盟いただき4 年経ちましたが、どういった変化がありましたか?
まず売上は、加盟後ずっと増収を続けています。 加盟時の前期決算は10 億円に満たなかったと思いますが、それが12 億、16 億、18 億、20 億と増え続けています。 増収増益の結果が得られたのは、営業スタイルを変更したのが大きかったですね。 以前は、エンドユーザーに対する自社販売がメインで、仕入れが少ない状態でした。でも加盟をきっかけに、限られた人員の中での業務効率化や業績向上を考え、マンションの買取再販は仕入れ営業に特化しようと決めたんです。 販売も仲介さんに委ねることで人脈が広がり、効率的な仕入れにつながっています。 専業化のおかげで販促経費はマイナス、仕入れの量はプラスになり、加盟以降の増収増益という結果を生みました! あとはやはり「アライズ」から学んだブランド意識でしょうか。 消費者に対する保証や品質の追求といったものが、マンション販売だけでなく戸建ての販売事業にも良い影響をもたらしていると感じます。 全社的に商品づくりへの意識が高くなりました。
リノベーションマンションブランド「アライズ」
お互いの強みを活かした協業事業「Renohouse」
<Renohouse(リノハウス)とは?>
「Renohouse」とは、Kainan estateとエフステージが協業し販売する中古戸建てリノベーションブランドです。
リノベーションという言葉が認知され、消費者のニーズが高まっている一方で、中古戸建ては「資産評価が低い」「瑕疵による再販時のリスクが高い」等の理由からあまり売り出されないという現状があり ます。この協業プロジェクトは、サステイナブルな取り組みが求められる社会とのミスマッチ解消と中古戸建ての流通促進を目指しスタートしました。
私たちは中古戸建ての建物を資産と評価し、ホームインスペクションの実施や既存住宅瑕疵保険への加入などの取り組みで、お客様へ安心・安全な住まいをご提供します。今あるものを大切に永く活かし、未来の世代に資産をつないでいく次世代型の新しい住まいの選択肢、それが「Renohouse」です。
Q 「Renohouse」 を始めていかがですか?
協業を始めて2年経ちましたが、おかげさまで商品仕入れの数、売上高、そして商品の質感も良くなっていると思います。もともと自社で販売していたブランドだったのですが、ブランド力を強化していけたらと考えていまし た。そこで、 ワンリノ加盟当初から エフステージさんに 「戸建ても一緒にやりたい!」とお伝えしていたんです 。 私たちは戸建てのリノベーションや販売については知見がありますが、ブランディングの知識はエフステージさんから吸収しているところです。 お互いの強みを活かしながら「Renohouse」を強いブランドに育てていきたいですね。
協業で仕入れた一之江の物件(販売済)
2023年4月取材