売主物件の価値を広く世の中へ


- 社名
- 株式会社Findホーム
- 所在地
- 〒359-0044 埼玉県所沢市松葉町3-2グラード新所沢2階
- 代表者
- 松岡 達哉
- 加盟年月
- 2021年2月
住まいの専門家である私たちは、“幸せの追求”を理念に社員一同人間力を磨き、関わっていただいたすべての方の幸せを実現するお手伝いをしています。
買取再販事業者に特化したデータ活用で事業拡大を目指す
Q 事業内容について教えてください。
松岡:2018年8月に創業して、本社は埼玉の所沢にあります。
基本的にファミリー層をメインターゲットとしていますが、築年数が古いものからコンパクトなもの、戸建て住宅など幅広く仕入れています。住宅ローンが通りにくい物件も条件が合えば積極的に扱うようにしています。
仕入れエリアの比率は創業当初は埼玉60%、東京・神奈川で40%ぐらいでしたが、今は東京がメインで東京が80%、神奈川・埼玉で10%ずつという感じです。
Q ワンリノに加盟されたきっかけを教えてください。
松岡:データ分析をもとに戦略的に事業展開しているエフステージさんの方向性が、私たちの考えとマッチしたのが決め手でした。
自分たちにはレインズしか情報源がなかったのですが、システムで売主物件の販売履歴を把握できたり、毎月エリアごとの市況データを提供してもらえたりと、仕入れ・販促の判断材料になるデータを共有して貰えるワンリノの仕組みがすごいなって。
ちょうど自分たちが「買取再販事業を伸ばしていきたい」と覚悟を決めた時期だったので、この仕組みを取り入れてより戦略的に事業を成長させていきたいと思い加盟を決めました。
本部:コロナ最後のあたりでしたよね。
加盟企業同士の情報交換が大きなメリットに
Q 実際にワンリノへ加入されてみていかがですか。
松岡:やっぱり加盟している皆さん頑張っていらっしゃるので良い刺激をもらっています!
同世代の経営者も多いので共感できることが多いですね。
同業者なので他の加盟企業さんと直接取引する機会はないんですけど、経営者同士の人脈ができて金融機関の情報交換ができるようになったのは心強く感じています。例えば「〇〇銀行はいま融資に積極的だ」とか、「融資条件が変わったらしい」といったタイムリーな情報をリアルに共有できるのはありがたいですね。
法人登記しているエリアによってお付き合いする金融機関って変わるじゃないですか。私は埼玉から始まって、今は東京(中央区)にも支店があるのでそちらの金融機関ともお付き合いしていますが、お隣の江東区でもスタンスの違いを感じます。なので複数のエリアで金融機関とお付き合いのある加盟企業さんに相談できるのは助かっていますよ。
Q 売上が順調に伸びていらっしゃいますが、これからさらに伸ばしていきたい部分や課題はございますか。
松岡:昨年の第6期(2024年7月期)は、売上高50億円・販売件数110件と好調でした。今期は65億円・140件が見えてきて順調に伸びています。
ただ、ここからさらに上を目指すにはエフステージさんもおっしゃっている通り、やはり“回転率”が鍵だと感じています。仕入れから販売までのスピードをいかに早められるかで利益のインパクトが変わってきますよね。
営業面で力を入れてきた結果、仕入れはかなり安定してきたのですが仕入れた物件を「売れる状態」にまで整える部分についてはまだまだ詰め切れていないなと。件数が増えた分、特にリノベーション部門の人材確保や教育体制の強化が今後の課題だと感じています。
妥協しない姿勢で売れる環境づくりを
Q リノベーションも御社で手掛けていらっしゃるので、社内の体制について教えてください。
松岡:社員が30名のうち半分が営業、半分が事務です。事務には経理・総務の他、インテリアコーディネーターが在籍しています。
マイソクなどの作成は営業マンではなくIllustratorを扱う専任者が作成しており、ホームステージングや内装業者とのやり取りはインテリアコーディネーターが担当して営業以外も充実させています。
買取再販業は仲介さんが売りやすい環境づくりを徹底しないと成立しないので、営業も事務もどちらも力を入れている感じですね。
本部:インテリアコーディネーターが在籍する買取再販業者は数少ないですよね。こだわりをお聞かせください。
松岡:とにかく「妥協しないこと」がすごく重要だなと。
築15年くらいの物件を販売しようとすると活かせる部分が結構あるんです。そうすると50~100万円くらい内装費を抑えられたりするんですが、そういった中途半端なリノベーションをすると結果的に売れ残ってしまう…ということが多かったんですよね。
やっぱり妥協すると良くないことを身をもって体験したので、基本的にはフルリノベーションで全部バリっとやっちゃってます! 特にグロスが高いエリアはかなり先行投資していますね。
Q 最後に、ワンリノへ期待することを教えてください。
松岡:仕入れる側としては「安くて早くて売れる」っていうのが一番良いんですけど、資材が高騰するなかでそれを叶えるってすごく難しい…そこは結局は自分で何とかしろっていうところではあるんで、「リノベーションは自分たちでやる」ということにこだわっています。
そうだなあ…それよりワンリノの「買取再販業界を盛り上げていこう」っていうところに期待してますね。
売主物件ってすごい価値があるものだと思うんですよ。フルリノベでバリっとやって、住んでもらって良い人生を過ごしてもらいたい! その価値をワンリノの皆さんと協力してどんどんPRしていきたいです。
一人では難しいことでも数が集まればとんでもない件数になるんで、一緒に売主物件の価値を世の中に広めていきたいですね。
Findホーム様の物件
2025年1月取材
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